コロナや情勢などの影響下で、いろいろな物価が上がっています。
不動産も例に漏れず、もろもろの資材の価格が1.2~1.8倍に上がって、
新築やリフォームに多大な影響を与えています。
政府による対策が検討されていますが、
そもそも、消費税やガソリン税など、
貧富の差関係なく一律に課税する税金は不要のような気がします。
コロナ禍でも、YouTuberや外資系、大家さんは潤っている人が多いので、
(競争は激化していますが)
稼いだ人は税金をやや多めに払って、
そうでない人は負担を軽くするような政策がとれないものかと、
平成以降の日本を眺めてみると、よく感じるところです。
不動産の業界では、デベロッパーやハウスメーカー、
リフォーム業者、宅地造成などは
資材や設備に多額のお金がかかるので
大幅なコストアップは免れません。
はっきり言って、今のタイミングで家を建てたり、
何かを作り出すことは控えたほうが身のためですよ、
とアドバイスしたくなります。
ただ、家を持つのは色々とタイミングのあることなので、
そこまで融通が利くものではないため、
難しいところですけれどもね。
…ということで。
もし、引っ越さなければならない状況にあるのであれば、
個人的には「賃貸」をお勧めします。
使い方にもよりますが、2~3人であるならば、
戸建賃貸か、2LDKのアパート+何かを組み合わせるのが
面白いと考えています。
私は大家さんでもあるので実践しているのですが、
2箇所以上自分の空間があることにとても満足感を覚えています。
特に後者であれば、
歩いて10分圏内とか、車で5分のところに別荘を持つ感覚です。
一日ずっと同じところにいる必要がないのが、気楽でいいですね。
健康のために、ぜひとも「歩ける距離に」もう一部屋があるといいと思います。
以前も似たようなことを書いたのですが、
自分が生きるため、生活するためのスペースは、
ミニマムなものでよいと考える人が増えてくるでしょう。
核家族が当たり前の時代が数十年前に来て、
今は単身者や2人の世帯も増えています。
理由もいろいろで、
パートナーに先立たれて一人ぼっちになってしまった高齢者の方、
結婚せずに1人を貫く方、
子供を持たないペアの方、
1人でもペットと共生という方もいます。
多種多様なライフスタイル・家族のかたちがある中、
今回は特に「賃貸」に力を入れた話をしていますが、
私たち不動産業界の人間が中から少しずつ変わっていけるように、
まず私が先陣を切ってゆける存在でありたい、と考えています。