結論から申しますと、
推進されるキャッシュレス決済は、
不動産業界には馴染まないように思います。
完
…終わらせてはダメですね。笑
来年のオリンピックに向けて、
キャッシュレス社会を、政府が推進しまくっております。
不動産業界は、そもそも支払う額が大きいので、
キャッシュレス決済には不向きと思われています。
では、どこで活用されるのかと言うと、
「家賃の支払い」ですね。
家賃数万円レベルの物件で、手軽に決済できれば、
1)ポイントが貯まる
2)ATMまで行かなくても、支払いがカンタン
というメリットが得られそうです。
あとは、時代の流れに乗っている感がある、ということでしょうか。
論点はズバリ、1番目の「ポイントが貯まる」という点です。
毎月の固定費で、おそらく一番高いのが、家賃だと思います。
クレジットカード、電子マネー、コード読み取りなど、
いずれも0.5~数%のポイント還元がありますから、
家賃が5万円だとすると、
毎月250~2,500円(!)が手に入るわけです。
〇〇ペイでよく聞く「20%還元」が適用されたら、
1万円も還ってきます。ヒャッホー!!!
ただし、家賃滞納対策には、
あまり効果がないのではないかと思ってしまいます。
私なら、ポイントを確実にゲットしたいので、
忘れずに〇〇ペイで支払いますけどね!
現行の家賃支払い方法は、
・現金手渡し(いまだにあるんだよね)
・口座振込み(これが一番多い)
・口座振替(自動で引き落とされるので、一番安心)
・クレジットカード払い
があります。
クレカ払いが一番いいんじゃない?ポイントも貯まるし。
と思われますが、導入する側の負担が大きいのがネック。
読み取り機と手数料が高いそうです。
電子マネーも導入側が読み取り機等を用意する必要があるので、
初期費用がかかります。
そこで現れたのが、スマートフォンの画面に
バーコードやQRコードを表示させて読み取るだけの、〇〇ペイ。
初期費用や手数料がだいぶ抑えられるので、
これから利用する企業が増えるのではないか、と言われています。
でも「家賃滞納を防ぐ」という観点からすれば、
勝手に口座から引かれる「口座振替」や「クレカ払い」
が断然よいです。
特に「クレジットカード払い」です!
増え続ける外国人居住者のためにも、ぜひ!と思うのです。
外国から来た人は、口座をすぐに用意できません。
でも、クレジットカードは持っています。
グローバルな視点からも、クレジットカード払いが相応しい!
と強く思うのです。
日本のキャッシュレス化は、やはり何か違う気がします。
世界的に見ると、きっと独特なんじゃないだろうか。
携帯電話のガラパゴス化も、日本独自の流れでしたからね。
クレジットカード決済の導入を軽くするようなアプローチを、
富山の一不動産屋は、期待しています。