不動産エージェント

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私に、何ができるか?
 
個人ブランディングの時代、到来です。
 

「不動産エージェント」という言葉が出回ってきました。

背景には、前回書いたような、

「自分が信頼できる人に不動産取引を任せたい」

という要望が増えてきているところにあるようです。

リンクを貼り付けておきましたので、詳細はご覧ください。

(丸投げっぽいですがご勘弁を)

不動産エージェントとは?取引する人・働く人が「得」する新しい仕組み?!

 

昨年ご紹介した長嶋修さんの本にも出てくるキーワードです。

不動産の動向(2022年11月)


ポイントの一つは、

売上を上げること「だけ」が目的ではない、ということ。

不動産営業マンは、とかく、ゴリ押しするイメージが強いです。

いや、強すぎです。

現在40後半から70くらいの方は、昔で言う「やり手」の方々だと思います。

優秀な諸先輩方が多いです。

でも、営業マンの売上のためだけに、

自分の不動産取引を利用されるようなことが起きたら、

なんか「え〜(-.-;)」という感じになりますよね。

 

「不動産エージェント」は、まず相談者ありき。

相談者の抱える問題や課題を、

エージェントの持つ知識や経験で、解決して差し上げる、

それによる対価をいただく、という考え方です。

アメリカでは当然のことなのですが、

日本だとまだ根付いていない考え方です。

ちなみに、アメリカでは日本でいう不動産営業マンを指す言葉をズバリ

「Realestate Agency(不動産エージェンシー)」と言います。

私も英語で「どんな職業なの?」「What is your occupation?」

と尋ねられたら、「Realestate Agency」と答えています。

エージェンシーの名に恥じない仕事をしたいと思います。

 

営業マン的な感覚が強すぎると、

「両手仲介絶対主義」や

「囲い込み」

「レインズに載せない」

「勝手に掘り出しもの物件化」

みたいなことが起きてしまうのです。


数年前、ある他県の不動産屋に、売物件の問い合わせをしたら、

「うちは他の不動産会社から、購入希望者の紹介は受け付けておりません」

とはっきり言われました。

堂々と「囲い込み」していることに驚いたことを、今でも根に持って・・・

いやいや、鮮明に覚えています。

囲い込みというのは、

「自社取り扱いの物件を、他社に紹介しないこと」です。

他の不動産会社から、

「物件の購入希望者がいるため、内見したい!」と紹介があった場合、

「すでに、申し込みが入った」
「申し込みが、入りそう」

など、ウソの報告、あるいはそれらしく聞こえるような言い方をして紹介させないことを指します。

その目的が「両手仲介」です。

売る側と買う側の両方から(これを両手と言います)仲介手数料をもらいたいからです。

自社に直接問い合わせのあった客しか、相手にさせないわけです。

宅建協会に報告してもいいのでしょうが、

露骨すぎてあきれたのと、

面倒なのでやめておきました。


地方に行くほど、法令の遵守が甘くなりがちです。

当事者で話をして納得されていれば、さほど問題ではないのでしょうが、

依頼者の見知らぬところでこういうことが平然と起きていると、心配になりますね。


話がそれてしまいましたが、不動産会社の利益確保ばかりに走らず、

相談者の問題解決を第一に、プロフェッショナルとして行動したいと思います。

なので、経理や事務や総務や雑用など、

いつまでも全部ひとりでやっている場合じゃないんですよね・・・。

専門技術を研鑽し続けられる体制を整えねば。

 

なお、「不動産エージェント」という言葉を検索していたら、

こういう本にも出会いました。

私は不動産エージェント

まだ全部読めていないのですが、

不動産エージェントになるための7つのステップが書かれています。

その最後は「セルフ(個人)ブランディング」なんです。

大変共感するところです。

次回か、その次に書く予定ですが、エージェントとして動くことと、

個人ブランディングとは、密接な関係があるということが

他の方も考えられているというのが、うれしいですね。

 

私は、この不動産エージェントの考え方、

個人ブランディングの強化を見据えて、

次の手を模索しているところです。

ずばり、働き方改革にも繋がる話です。

これに共感してくれる同業者はいるかなぁ・・・。

うまい仕組みづくりがポイントだと思っています。

そんな「次の手」を、次回書きます。