https://www.nhk.jp/p/ts/5GKZ6NXYVM/list/
先週7日に最終回を迎えたNHKドラマ『正直不動産』。
不動産業者の集まりでもちょっと話題になっていたりと、
プチブームな感じでした。
一般視聴者の反響も多かったようですね。
ドラマを通じて、不動産業界のことが少しでもわかってもらえたらいいなと思います。
でも、私の身近な人に聞いてみると、あまり見ている人はいなかった様子・・・。
物件案内をしている時に「見てますか?」と切り出すのが、
最近のお客さんとのトークの始まりでした。
こういうドラマがあると、
「不動産屋はウソつきばかりなのか??」
と思われるのがイヤなのですが、
はい、実際は多いと思います。
でも、お客さんの事情を度外視して自社の利益になることだけを勧める、
といった営業スタイルは、さすがに令和の時代には、無いかなぁ。
思い当たるのは、収益マンション物件の電話営業くらいかな(苦笑)
ウソでなくとも、営業マンは自分の売上げになるように、
話を組み立てたり、物件を見せる順番などの戦略を考えている人は多いはず。
もちろん私も、ある程度は考えてます。
契約のために、事故物件の事実を隠したり、
数字を変えたりするのは、完全にアウト。
わからないことは、素直にわからないと答えますし、
調べてもわからないことを断定したりもできません。
また、正直かどうかと関係ないかもしれませんが、
私がよくするのは「お客さんの思い込みによるコメント」の否定です。
「築40年だから、もうこの家の価値は0だよね」
「築40年だから、解体費用分くらい値段下げて当然だよね」
「割と海に近いから、津波が来て怖いよね」
「富山って、地震が来ないから安心だよね」
「この物件、○○不動産って書いてあるから、親交開発さんじゃ対応できないよね」
「築5年だから、古い家をリフォームするより絶対いいよね」
挙げればキリがないですが、
けっこう否定コメントを出しまくってます。
裏を返せば、それだけ不動産という分野に無知な人が多い、ということ。
「えっ、これ、私の思い込みなの??」
と思った方は、要注意です。
ネットでググると「そういった思い込みは実は違うんだ」
というのが割と簡単にわかる時代。
ついでに言えば、不動産屋のウソも、ちょっとググればバレる時代なんです。
「お客様第一主義」は、いろいろ間違いもあったりするので、
お客さんに合わせた「正直」でいたいな、と思ってます。