前回は「間取り」について、ふわふわとしたことを書いていました。
これからの間取り
書いてみて「実は我が家の間取り(使い方)が新時代に合っているかも?」という思いが出てきたのです。 ↓これが、我が家の間取り。
至ってコンパクトな4SLDKです。
1.寝室は狭くてよい
コロナをきっかけに、使い方を変えました。寝室を2階の8帖から一番上の5帖に変え、隣の3帖の部屋を物置からテレワーク用の書斎にしたのです。使い勝手はすこぶる良くなったと思っています。
「寝室」って、皆さん何に使われていますか?私の場合は「寝る」「着替える」「着替え置き場」この3つしかありません。読書スペースとか、くつろぎスペースを作ったものの、活かせていませんでした。デッドスペースです。
今まで8帖の寝室を使っていて「こんなに広くなくてもいいのに・・・」と思っていたので、スペースを効率よく使えるようになったと実感します。 「8帖」を「5+3帖」に小割りするだけで、使い方の幅が広がるんですね。ただ、収納が0.5帖小さくなったので「断捨離」しています。広いとついつい、溜め込んでしまいますからね。2人なら1帖で十分です。
2.小ぶりの部屋を複数
上記を踏まえると、小ぶりの部屋が複数あったほうが使い勝手が良いのかな?と思えるんです。
前回述べましたように、私のようにコンパクトな生活で十分という人は、寝室5帖+書斎3帖で生活できます。多趣味なインドア派なら、寝室4.5帖+書庫3帖+模型工作部屋4.5帖+youtubeスタジオ部屋3帖、のような贅沢な使い方も考えられます。
これをひとまとめに15帖の部屋をドンと造ると、使い勝手がうまくいかなくなるのは自然とイメージできるのではないでしょうか。
3.広いLDKはうらやましい?
LDK20帖以上が当たり前の世の中、そんな広い空間を有効に使えるでしょうか?
我が家は2人暮らしで、同じ時間にLDKに人が多く集まることを想定していなかったので13帖とコンパクトな間取りです。4人までならこれで十分です。いざとなれば和室との間の引き戸を外せば17.5帖と収納付きのLDKになりますから、案外使い勝手はいいと自負しています。家族の増減が合っても融通が利くんですよね。狭いとみすぼらしい、広いほうが開放感があり、高級感もある、という人がいますが、これからの時代に必要になるのかという観点では疑問です。
ちなみに、弊社が管理している築40年ほどの家の間取りを例に出すと、ヒントが見えて来ます。
細長い!うなぎの寝床みたいな間取りです。・・・ご覧いただく所はそこではなく昔ながらの家に多い「続き間」です。6・8・8帖と続いているのですが、廊下からいずれの部屋にも入れて、襖できちんと仕切れるのがポイントです。欲を言えばキッチンとの間も襖か引き戸で繋がっていれば完璧です!いざという時には、襖を外せば広い空間が作れます。
4.自分の店や事務所にもなるような土間スペース
ここからはハードルが上がる話。外界との間のスペースを土間風にして、店にも、事務所にも、ガレージにも、釣りやスノボなどアウトドアの趣味用としても色んな用途に使える「ハコ」を作っておくプランです。
これはコロナと関係なくニーズが増えていたことですけれども、多用途であること、外界とのあいまいさをより強調した家づくりが進むと、このプランが増えると思います。換気などできれば、家の中でBBQもできそう! 我が家をリフォームするとすれば、1階和室4.5帖あたりを拡張して・・・、いやいや、増築ですね。笑
車2台分くらいのインナーガレージ+3~5帖のワークスペースがあれば完璧でしょう。
いかがでしたでしょうか?こうやって語っていくと、すごく面白くなってきます!建築士の方と話をして、形作っていけたらいいなぁと思っています。