前々回の記事の続きです。
「不動産を売却する」となったら
1)他人に売る
2)不動産業者に買い取ってもらう
という選択肢が出てきます。
一括査定サイトをはじめ、一般的に査定をしてもらうと出てくる金額は、1)他人に売ることを前提とした金額です。この場合、不動産業者が看板の設置やインターネット広告、チラシ広告、既存顧客への告知などの営業活動を行って、時間をかけて売却します。
不動産を売却したいという人の中には「早く処分してしまいたい」という思いが強い方も少なくありません。その場合に有効なのが不動産業者による「買取り」です。この場合、すぐに売れて現金化できるというメリットがある反面、価格が安くなるという大きなデメリットがあります。
不動産業者は趣味や慈善事業で買い取るのではありません。その先のビジネスを見据えて買取ります。その行く末のほとんどは「転売」です。安く買取り、高く売って、その差額を利益とします。転売する際に不動産相場より高い値をつけても売れませんので、買い取る際の金額は必然的に安くなります。
一般査定額の最安値から「利益+諸経費+かかる税金」が引かれた額になります。物件にもよるのですが、5割引きは覚悟してください・・・。売りやすい物件は高く、売りにくい物件はかなり低い買取額になります。査定額の3~7割の幅で、平均で5割、という感覚です。
田舎になれば、ほとんどタダ同然ということになります。しかし、そうであってもそのほうが良い事例も出てきます(詳しくは別の機会に記事にしたいと思っています)。
時間がかかってでも少しでも高く売りたいのであれば買取りはおすすめしません。早く手元から離したいという強い理由があれば、弊社にご相談ください。弊社を含め、協力的な複数の業者に一括査定が可能です。(こういう時に大いに役立つのが一括査定です)