不動産とはあまり関係なことかもしれませんが・・・。
大家さんでもある私は、いくつか家を貸しています。
不動産会社として賃貸管理もしており、最近情報整理していたら、
ざっと60軒ほどの世帯のお世話をしていました。
これに加えて、不動産の売買と賃貸の仲介を一人でやって来ていたんだから、
やっぱり限界が来ていたんだよな・・・と改めて思いました。
しかも県外出張とか、不動産と関係ない世話役までやっているのだから、
体が3,4つ足りていませんでした。
今は「新人教育」という仕事も増えております・・・。
さて、60軒ほどの世帯のうち、4軒「滞納者」がいます。
そのほとんどが、ちょうど1年前に入居してきた奴らです。
自分に都合が悪くなるとこういう姿勢になる、ということを、
同業者の方や、これから大家業をやってみようかなという方と共有したいと思います。
①無視
滞納してますよ、ということを電話やメール、LINEで連絡しても、無視します。
これは分かりやすいですが、ヤバいです。
②コミュニケーション量が激減
入居前~入居してしばらくの間は、とてもコミュ力が高く、
電話やメールもあちらからガンガン来るほど頻度が高いのですが、
家賃が払えなくなると急激に減ります。
無視はされませんが、こちらの動きを警戒してきます。
恐らく、物件に不具合があっても連絡してこなくなると思うので、
無視と同様に要注意です。
③大丈夫、大丈夫、と言う
一番ヤバイのが、これです。
実際、全然大丈夫じゃなく、ウソつきで、でたらめで、約束を守りませんし、
こちらの言うことを聞いていません。
常に期待を持たせて裏切ってくれます。
①と②と比べると、やり取りが煩雑になって時間がかかる分、疲れます。
逆に、今の私は他人から「どう?」と聞かれたら、
「ヤバイね」「ぎりぎり何とかします」「今回はパス」「無理せず諦めます」
という感じです。
「大丈夫」「余裕っす」「OKOK!」
こんな発言はよほどのことがない限りできないですね。
危険な目にあうことが多いので、慎重になってきています。
本当に自信があって「大丈夫」と言い切れる人もあるけれども、
結果を見るといまいちなことが多く、名実ともに「大丈夫」というのは稀ではないでしょうか。
少々自信がなくても自分に言い聞かせるように「大丈夫!」と
ポジティブに答えるという考え方もあります。
無理にポジティブにならなくても、不安要素をしっかり答えてくれる人の方が
信用を感じられるような気がします。
根拠のない「大丈夫」ほど、ヤバいものはありません。
完璧な大丈夫はないと思います。特に不動産は。
プラスとなる根拠と、マイナス面の懸念事項をしっかり伝えられる、
まじめな不動産パートナーであることを心がけたいものですね。